地域で老いるを考える座談会~自分らしく地域で暮らしていくために~

2月29日ネット・つづき主催「地域で老いるを考える座談会」、NPO法人 ふれあい都筑の盛さん、渡辺さん、網屋さんをお招きし、開催しました。

介護保険は3年ごとの制度改定が行われますが、2024年4月から介護報酬を全体で+1.59%の改定。しかし、訪問介護の身体介護、生活援助、通院乗降介護すべて基本報酬が引き下げられています。生活クラブ運動グループ・横浜エリア連携協議会の調査では、将来介護が必要になった時(または介護保険を利用中)に、最も使いたいサービスのトップは例年、「定期的なヘルパー訪問」です。しかし、ヘルパー不足と高齢化の課題は深刻化し、倒産する介護事業所も過去最多となり、このままでは、受けたいサービスが受けられなくなってしまいます。

ミニフォーラムに参加くださったのは、活発に地域活動をされている30代から80代のみなさん。親の介護の経験や、年を重ねても自分らしく暮らしたいと話は尽きません。「制度が使いづらくなっている。市民が声をあげて、必要な時に使える制度に変えたい」という意見も。介護保険会計は黒字なのに、事業者や利用者にばかり負担を強いている現状、本当におかしいし、変えていきたい。

参加者から、同じマンションの中でウォーキングやカフェ、つづきブックカフェのような多世代での活動など、情報交換の機会にもなりました。

「いつ始まるかわからない介護。どこに相談したら良いか、心づもりができて参加してよかった」、「今は元気だから介護のことは話題にはならないけど、どう生きるかを家族で話したい」、「また第二回をやりたい」という声や、防災に関すること、看護について聞きたいなど、次につながる良い時間になりました。