現場から声をあげる、あげ続ける

ネット・青葉の若林ともこさんに来ていただき、「市民がつくる地域政党」をネットつづきのメンバーとオンラインで開催しました。

市民の政治参加

1980年のせっけん運動、生活クラブ生協神奈川の組合員が中心になって「合成洗剤を追放する条例制定の直接請求」のため、22万人の署名を集めたが県下7市で否決されたお話しから。横浜市のカジノ・IRの問題でも似たようなことが……。どうして民意と議会の議決がかけ離れたものになってしまうのだろう、政治的関心の低さ?議員の発信力が低い?、地域に暮らす市民が誰かにおまかせにしないで政治参加していくことが大事!など、いろんな意見が出ました。

 

 

 

 

 

2023年の統一地方選挙の都筑区の投票率は43.51%。投票率は年々減少しており、特に20代、30代、18歳・19歳の若い世代の投票率が低い。投票に行かなければますます投票に行く世代に向けた政策になってしまうこと、18〜69歳は女性の投票率が高いことなどの気づきも。選挙は日常生活の中の通過点であり、日々の暮らしの中で政治をもっと身近に、暮らしを良くする道具として活用することが大事ではないか、と。

おもしろかったのは、「あなたは議会に何をもちこみますか?」の問い。「認知症があっても自分らしく地域で住み続けられるような体制づくり」、「教員の働き方がハードすぎる、なんとかならないか。制度が変わるたびに現場が右往左往している。税金の使い方どうにからならないのかな。」放課後や朝の子どもたちの居場所、移動の課題……。話をしていくうちに、身近な課題や、誰かの困ったの解決に向けて考えることが、暮らしと現場をつなげていく政治になるのではないかという気づきになりました。

現場として声をあげつづける

子育ての現場の声、気づきから、仲間とともに政策提案し続け、制度をつくったり変えてきたこれまでのあゆみから希望、勇気をもらった時間でした。子育て、介護、神奈川県の基地の問題と平和、働くこと(人間らしく働く、自分で働き方を選ぶ)、環境や再生可能エネルギー、香害、朝鮮学校の子どもたちや東アジア市民社会の交流、私たちの暮らしと身近な課題の解決に向けて、1人の一歩より、100人の一歩をつづきからもすすめていきたい。