2023年度第3回WE講座「3.11 を忘れない」

2023年度第3回WE講座「3.11 を忘れない」
(講師:伊藤まりさんと、紙芝居作家の福本英伸さん)

地震と原発事故の混乱の中、伊藤さんが浪江町から避難所をいくつも経験され青葉区に来られたこと、浪江町の現状を聴きました。地元との合意のないままの汚染水の海流放出や低線量被曝の問題、浪江町の帰還率が1割の現状と、増え続ける放射性汚染物質と中間貯蔵施設、最終処分場もないままの現状。原発事故の前まで、福島県内でつくられていた電気の9割は首都圏に送られていました。その電力を使っていた私たちが今の福島の課題にしっかり向き合い、どうすれば良いのか考えなければならない。
15時から都筑区役所で2023年度仮設救護避難訓練に参加しました。能登半島地震へDMAT(災害派遣医療チーム)として行ってこられた方のお話も聴けました。都筑区や青葉区の地盤は硬いので、南海トラフ地震が来ても被害想定は大きくないと想定(都筑区の人口21万5000人で負傷者は約300人の想定)。しかし、災害時に要援護者は約7000人と予測されており、少なくない上に想定を上回ることはよく起こります。医療機器を使っている方の数を把握して電源の確保など、防災計画がより実践に即したものになるように、現状把握がまず必要。