コロナ禍でも、ごみを減らしたい

2020年度第2回暮らしを変えるvision講座ー政治を変え市民社会を強くするための方策を学ぶ-「プラスチックごみ削減に向けてみんなでアクションプログラムを考えてみよう」(主催:生活クラブ生協・神奈川、神奈川ネットワーク運動)が、くらしてらす会場とオンラインで開催されました。

参加者は61人、環境問題への関心の高さが窺えます。

コロナ禍でのごみの増量

2020年4〜5月の横浜市のごみは、前年同時期と比べて増加しました。

2020年と2019年の同月比のごみの量(4〜5月)資源循環局資料

日本容器包装リサイクル協会のHPによると、2019年の横浜市のプラスチック製容器包装(白色トレイを除く)引取量は4万8319tで、前年から331t増加しました。2019年の横浜市のペットボトル引取量は1万3094tで、前年から236t増加しています。今年度は感染予防のアクリル板やビニールカーテン、使い捨てマスク、テイクアウトの食器など、衛生面で止むを得ないものもありますが、ごみの増量は不可避です。

改めて、リデュースの重要性

しかし、一方で、気候変動により、様々な災害、感染症の流行、農作物への影響が懸念されています。マイボトル、マイバックを持ち歩き、ワンウェイプラスチックを使わないことなど、私たちが生活の中で少し工夫すればごみを減らすことに繋がります。また、横浜市は、缶、びん、ペットボトルを混合収集していますが、生活クラブ組合員へのアンケート調査(回答者3350人、30代〜70代)では、約7割が分別収集に賛成という回答でした。便利さを優先するのではなく、環境に負荷をかけない生き方をしたいという、意識の高さではないでしょうか。この思いを政策につなげられるよう声を上げ続けます。