おだやかな革命上映会

6/23 「おだやかな革命」の上映会が、くらしてらすで行われました。若林ともこさんと渡辺智史監督のシネマトークでは、

“各地で、震災や、集落の伝統文化の衰退に対する「気づき」があった。映画に、自治と再生可能エネルギーを取り上げたのは、自分ができることから、信頼できる仲間と一緒に、時間をかけて丁寧に進められている姿をみたから。トップダウンではなく、ボトムアップの姿を収めた。”

「例えば服も、石徹白洋品店から買うか、低賃金で劣悪な労働環境にある工場から輸入された化学染料を使った、安い服を買うか。きちんとわかって判断、選択する力は、日本の教育の問題にも関わる。選挙も、他人事ではなく、自分ごとととらえ参画する社会に変わる必要がある。人と人のつながりをどう自分の人生に蓄えるのか。」

「日々の営みの中で、みんな政治との関わりがある。政治に無関心であっても、無関係ではいられない。福祉の現場でも、問題が多様化している。ニーズがあるのに人が足りていない。今、子育てや老後の不安を安心に変えるのが経済政策の基本のキ。」

「人生に、人と人とのつながりを、どう蓄えていくのか」という言葉が印象的でした。映画が終わったあと、「さて、わたしのおだやかな革命にとりかかろう」というたくさんの声を聞きました。顔と顔の信頼できる関係を築き、みんなが自分ごととして参画できる社会に変えたいと思いました。静かな、強い意志が伝わる映画でした。