子どもの体調が悪いとき

子どもが発熱しました。インフルエンザは陰性でした。

どうしても仕事に行かなければならない時、(どうしよう)と本当に悩み、迷います。

しんどい時ほど子どもについていたい気持ち、子どもが心配な気持ち。変更できることは調整して、なお、行かなければならない時があります。子どもより優先すべきことなんてないはずです。それなのに……という場面があります。

子どものそばに寄り添いながら、仕事先のことが気になるというジレンマに陥ります。

夫は家事育児には積極的な方だと思いますが、仕事を休んで子どもをみる、ということは殆どありません。以前の病院勤務の時、何日も連続で休んで、どうしてもという時に、頼んで休んでもらったことがあります。夫が午前中だけ休み、私が早退して、協力して乗り越えたことがあります。「頼んで〇〇してもらった」という点に個人的にはモヤモヤします。

わたし自身母親になってまだ5歳、まだ発達成長過程です。私たち夫婦もまだまだ発達成長中です。今までもそうであったように、きちんと話し合うことで、夫も変わるし、わたし自身も変わる存在です。

 

普段から近所のママ友が「どうしてもの時はいつでも相談してね」と優しく声をかけてくれています。しかし、そのママ友も小さい子を抱えていて、病気の子どもをお願いするというのも風邪をうつしてしまったら大変という気持ちもあります。

ほとんどの人が近所に頼れる実家が無い状況で、体調の悪い子どもを預ける場所がないと気づかされます。病児保育室はあるものの、預けると違う病気にうつってしまうのではないかと裏腹な事情もあり、利用をためらいます。

マンツーマンのベビーシッターのような病児保育サービスは登録料が高く月額利用料プラス当日の利用料がかかります。近所の病児保育はインフルエンザを発症したばかりの子は利用できなかったり、利用枠が狭く、満杯でお願いできないこともあります。

ママたちからは

「体調が悪い時は子どもの機嫌が悪かったり、咳が止まらなくて寝られなくて。私自身がもう何日もまともに寝ていない。」

「下の子がインフルエンザで、上の子の保育園の送り迎えができない。お金を払って人にお願いすべきか迷う。」

「これ以上仕事を休めないから、母に新幹線で来てもらった。」

「子どもがしんどい時こそ、そばにいてあげたい。そこまでして仕事をやる意味があるのか、本当に悩んでいる」

こんな声が寄せられます。

高齢出産が増えており、ママたちの親がすでに亡くなっていたり、持病がありお願いできないこともあります。

 

 

グラフは都道府県議会、市町村議会における仕事と生活の両立支援です。本人の出産にはほとんどの場合、明文規定がありますが、産前産後休暇について法律があるにも関わらず100%ではないのですね。また本人の病気、家族の病気もあまり配慮されていない。さらに議員は男性であることが前提であるような印象を受けます。育児、家族の看護、家族の介護……。議員一人一人もまた、地域の生活者であること。周りの家族を支え、支えられて生活している、ということが想定されていないと感じました。

神奈川ネットはこれまでも地域の声、小さな声に耳を傾けてきました。行政にまだないけれど、地域のニーズが高まっている。一時保育や移動サービスなど、子育て、介護、福祉のことを先駆的に始めて、形にしてきました。医療分野でも私たち当事者の声で、もっと良くなるように変えていきたいです。