能登半島地震・奧能登豪雨災害ボランティア報告会を行いました
12月18日、能登半島地震・奥能登豪雨災害ボランティアの報告会をW.co 円さん事務所をお借りして行いました。
11月24日から現地に入り、11月25日から29日、高齢者施設でボランティア活動(看護師として、身体介護や生活援助)を行いました。具体的には、食事介助や移動の介助、入浴介助などの保清や排泄介助など、その時必要なケアをお手伝いしてきました。水が流せず、トイレにはビニール袋を敷いて、凝固剤を入れて排泄している状況。「もう一年が経とうとしているのに、まだ復旧していなかったのか」と参加者からもため息。介護を支える人たちも多く被災しており、避難や精神的な理由で離職される方も多く出ており、現地の職員の疲労も大きい状況でした。施設から一歩外に出れば、陥没している歩道やブルーシートがかかったままのお家も。
私が現地で行ったことは見守りや身体介護。これは横浜市の介護の場面でも多く求められていることです。今日の報告会でも、「市民がもっと気軽に講座を受けることができて、さらに、実際に介護現場の実習に参加することができたら、もっと介護が身近になるのでは」という話になりました。介護は誰にとっても身近なことであるにも関わらず、親や配偶者など家族が介護が必要になって初めていろいろな課題に直面することが多い。だからこそ、講座だけでなく、実際の介護現場に市民が入って行きやすい環境を整え、日常から介護に関わることが大事だと考えます。
参加者からは、「最近介護に興味が出てきた時に、ネット・つづきから平田さんの報告会のお知らせが来て、良いタイミングだった」という声も。誰もが身近な介護の問題に、参加者の体験や、今の思いなどを聴くことができて、一方的な報告だけではなく、参加者と対話する時間となり学ぶことが多かったです。W.Co円メンバーの方に高齢者とのコミュニケーションについてなど介護現場の声も聴くこともできて、有意義な時間になりました。
能登現状の報告と、防災、そして介護について語り合う場面を広げて行きたい。