2023年3月11日

東日本大震災から12年が経ちました。亡くなられた方、行方不明者2万2212人、避難されている方も3万人以上と報道されました。そして、東日本全体が壊滅する可能性すらあった東京電力福島第一原子力発電所事故。原発事故の前まで、福島県内の発電量の9割は首都圏に送られていました。この問題は、その電力を享受してきた私たちが向き合う問題です。

いまだに廃炉の見通しも未だ立たず、汚染水処理も地元との合意を取れないまま、海流放出が決定されました。放射性汚染物質の中間貯蔵施設、最終処分場もないままです。積雪や地震、想定以上の災害が頻発、激甚化している今、そして、戦争になると、「核」とみなされ攻撃対象にもなる原発は、いつも巨大事故の危険性と隣り合わせです。原発事故を経験した私たちは、原発は人間の力ではコントロールできないことを今一度認識し、原発に頼らない再生可能エネルギーへの政策転換が必要と考えます。

今日も神奈川ネットのメンバーとともに、活動報告を行いました。ひとりひとりが震災、原発事故について自分ごととして考えることが大事と駅でもたくさんの方と対話しました。