都筑区民文化センターの脱炭素化、防災機能について(12月20日常任委員会 その1)
12月20日の市民・文化観光・消防常任委員会で、年末年始の救急体制、都筑区民文化センター(仮称)の整備の進捗について、本牧市民プールの利用料金について質問しました。
都筑区民文化センター(仮称)について
区民文化センター新設のために、市有地12,038㎡を57億円でボッシュ株式会社に売却しました。ボッシュ株式会社が、約390億円で本社と研究施設と、区民文化センターを建設する計画で、ボッシュ株式会社が建てた区民文化センターを市が46億円で購入予定です。実際の区民文化センターの占める面積は1,492.40㎡。地下駐車場の工事から始まっており、2025年3月末に開館予定です。
脱炭素化について
区民文化センターが環境性能の高い施設となっているか確認しました。横浜市地球温暖化対策実行計画では、ZEB化は「検討する」にとどまっていますが、LED照明の導入、太陽光パネルの設置、定置用燃料電池システム、雨水の再利用など、環境に配慮した整備を進めている、という見解でした。
今回は、先に建物の設計がされていない状態で契約し、ボッシュ株式会社と要求水準書に基づき、協議を進めながら工事を進めている状況です。区民文化センターが要求水準書通りに進んでいるのか、市として確認が必要と考えます。局長から「必要に応じて工事現場の確認などしっかり行っていきたい」と答弁がありました。
防災機能について
横浜市の元禄型地震発生時の予測帰宅困難者数は約45万人、都筑区は33,714人という想定ですが、現在都筑区の一時避難場所は十分足りている状況ではないそうです。乳幼児や障害をお持ちで移動が困難な方にとっても、耐震機能が強固なユニバーサルデザインの施設で過ごせることは重要です。一時避難場所など、どのような防災機能をもたせるのかは、今後区役所が検討を進めていく段階です。
新しい施設ができるという市民の期待も大きく、一方、市民感覚としては46億円は非常に大きな額です。よりよい施設となるよう、また、市が率先して脱炭素化を進めていることがわかるよう、情報公開をすすめます。また誰もが安心して過ごせる施設になるよう、今後も政策提案します。