一職員が見てきた横浜市の財政

カジノを考える市民フォーラム・第11回講演会「一職員が見てきた横浜市の財政」講師:柏崎誠氏(元横浜市副市長・財政局長)に参加しました。

これまでの横浜市の歩みや財政健全化への取り組み、消費税導入に伴う条例改正(1989〜1992頃)、横浜みどり税、公共施設の保全更新、敬老特別乗車証、これからの市財政について、など内容が多岐に渡りました。

コロナ禍の影響で、横浜市の合計特殊出生数は1.24まで低下しています(2020年)。急激な高齢化の進展と総人口の減少は全国どこでも同じ課題で、今後予想される市税収入の減少、社会保障関係費の増加は避けられません。今日のお話の中でも、横浜市は多くの個人市民税に支えられており、市民自治の意識が高いと感じました。コロナ禍で大きな変化が起き、影響は今後も続くと考えられる中、将来の財政見通しを持ちつつも、今の市民ひとりひとりの暮らしや介護、子育て現場の逼迫した状態をなんとか変えていきたいと考えます。9月議会と決算特別委員会ももうすぐ始まります。これから持続的な社会にしていくためにも、人を支える人の仕事をきちんと評価するしくみになるように、また、市民ニーズに即した制度になるよう、参加型政治に力を尽くしたい。