カジノより優先すべき課題がある
「私たちの未来に、カジノはいらない。」とおっしゃったのは「カジノ無しのハーバーリゾート案」講師の水上裕之さん(横浜ハーバーリゾート協会・横浜港運協会常務理事)。
横浜市はカジノ・IRの経済波及効果、税収効果、ギャンブル依存症、青少年への悪影響、社会的コストについて明確にしていません。対して、ハーバーリゾート構想は、国際展示場や国際クルーズなど、他の国際展示場の調査、研究をし、吟味し責任をもって計画を進めてきました。水上さんは来場者数や経済波及効果、増税収について、試算した資料を提示し、隠すものはなにもないとおっしゃいます。また、ギャンブル依存症、風俗環境の悪化など「つくらないのだから起こらない」と。
前回の内容からも新しい情報がアップデートされており、新型コロナウイルス感染症の問題にも触れられました。「林市長は18区の説明会を中止し、クルーズ船感染への対策に切り替えるべき」と。予算議会では、カジノ・IRに4億円の予算案が出ています。カジノより、優先すべき課題があるという言葉は胸に刺さりました。そう思った方が多いのではないかと思います。